春闘妥結状況 平均賃上げ率4.97% 2013年以降最高

連合岡山は春闘でのこれまでの妥結状況をまとめ、平均の賃金引き上げ率は4.97%となりました。
この時期としては比較できる2013年以降、最も高くなっています。

ことしの春闘について連合岡山は、3月15日までに経営側から回答があった県内10の労働組合の状況を集計しました。
それによりますと、定期昇給とベースアップ相当分をあわせた賃金引き上げ額は、平均で月額1万3333円、賃金引き上げ率は4.97%となりました。
賃上げ率は、去年の同じ時期を0.65ポイント上回り、比較できる2013年以降、最も高くなっています。
ことしの春闘で連合岡山は、物価上昇を上回る定期昇給分を含む「5%以上」を目安とした賃上げを求めています。
今回、回答があったのはいずれも製造業で、10の組合に限られますが、5%にはわずかに届いていません。
現時点での妥結状況について連合岡山は「悪くない水準だ。今後は中小企業の回答が増えていくので、この水準を維持していけるよう交渉状況を注意して見ていきたい」としています。