幼稚園と保育園が「こども園」に統合 園舎が完成 吉備中央町

吉備中央町の保育園で、町内の幼稚園と保育園が新年度から「こども園」に統合されるのを前に、増築した園舎が完成し、園児たちが見学しました。

4月から吉備中央町の「豊野こども園」となる豊野保育園に増築されたのは、木造平屋建てで、およそ130平方メートルの園舎です。
6日に園で落成式が開かれ、4月からここに通う近くの上竹荘保育園の園児たちが新しい園舎を見学しました。
吉備中央町ではいまの年度の未就学児の数が、7年前とくらべて35%少ない262人にとどまっていて、町では新年度から、あわせて5つある幼稚園や保育園などを4つの「こども園」に集約します。
新しい「豊野こども園」では、園児の数がこれまでの2倍あまりの51人になるということで、園児たちはさっそく新しい園の歌を歌い「大勢のお友達と遊びたい」などと話していました。
吉備中央町では、来年春には小学校も現在の9校から3校に再編する計画です。
吉備中央町子育て推進課の根本喜代香課長は「町内のすべての園が幼児教育と保育の両方を取りそろえた施設になる。子どもたちがおおらかにのびのびと成長できる場にしたい」と話していました。