「生成AI」で業務効率化 企業経営者が学ぶセミナー 倉敷

急速に利用が広がる「生成AI」を使った業務の効率化について、企業経営者などが学ぶセミナーが5日、倉敷市で開かれました。

倉敷市が開いたセミナーには、中小企業の経営者など、40人余りが参加しました。
この中で講師を務めた第一生命経済研究所の柏村祐主席研究員が「日本は先進国の中でも労働生産性が低い。それは情報を集めたり整理したりすることに時間をかけすぎているからだ」と指摘しました。
その上で、こうした作業は「チャットGPT」などの生成AIに任せて業務を効率化し、社員は判断と実行に集中できるシステムに変えていくことが、これからの企業やビジネスに求められていると強調しました。
県内外で回転すし店を運営する会社の社長は「今後、生成AIを導入して、まずは資料や社内のマニュアル、それに顧客への説明文などの作成に使ってみて、さらに応用できることがないか検討したい」と話していました。
セミナーを開催した倉敷市企画経営室の堀内裕介主任は「参加した企業が生成AIを活用して業務を効率化し、持続可能な事業活動につなげてほしい」と話していました。