吉備中央町の浄水場水質問題 住民の健康調査に予算

吉備中央町は円城浄水場の水質問題を受けて、住民の健康への影響を調査する6100万円余りの費用を盛り込んだ新年度の当初予算案を議会に提出し、3月末までに血液検査の実施などを判断することにしています。

吉備中央町の定例議会は5日、総額117億8000万円の新年度当初予算案について提案理由の説明が行われました。
予算案には、円城浄水場の水質問題を受けて、住民の健康への影響を調査する費用として、6120万円が盛り込まれています。
町は、3月中旬にも提出される予定の、外部有識者による第三者委員会の提言書をもとに、具体的な対策を講じることにしていて、住民から強い要望が出ている有害物質の血中濃度を調べる血液検査を実施するかどうかについても3月末までに決めるとしています。
議会のあとに取材に応じた山本雅則町長は「さまざまなことに対応できるように予算案に費用を盛り込んだ。住民の不安が少しでも軽減される内容にしたい」と話していました。