高校生が防災をテーマに制作 自主映画の上映会 矢掛町

岡山県矢掛町の高校生たちが防災をテーマにした自主映画を制作し、28日、上映会が開かれました。

矢掛高校の生徒有志が制作したのは、「いつもいつでも」というおよそ20分間の短編映画で、高校で開かれた上映会には地域住民など40人ほどが訪れました。
映画は、高校の生徒会役員たちが元日の能登半島地震をきっかけに災害時の避難について考えはじめる中、矢掛町も大きな地震に見舞われるという恋愛模様を交えたストーリーです。
去年12月から制作を始め、3年生の太田優斗さんが監督と脚本を担当したほか、出演者や撮影、劇中の音楽の作曲や演奏などすべてをおよそ20人の生徒が手がけました。
映画を見た町内の40代の女性は「西日本豪雨の時は自宅も被害を受けたので、日ごろから準備をしておかないといけないと思いました」と話しました。
監督などを務めた太田さんは、能登半島地震の発生を受けて脚本をいちから書き直したということで、「災害はいつ来るか分からない。映画を通して防災の意識を高めてもらえたらと思う」と話していました。
生徒たちは今後、この映画をインターネットで公開することも検討しているということです。