備前 地震被災地を支援 備前焼チャリティー展の準備

能登半島地震の被災地を支援するために、25日開かれる備前焼のチャリティー展の準備が備前市で行われました。

チャリティー展を開くのは、備前焼の窯元や作家でつくる「備前焼陶友会」です。
24日は、会場となる備前市伊部の備前焼伝統産業会館で準備が行われ、メンバーの有志が作品を1つずつ箱から取り出し、机の上に置いていきました。
作品は、来場者が用紙に希望価格を記入し入札するかたちで販売されるということで、人間国宝の伊勢崎淳さんをはじめおよそ150人の作家が無償で提供した食器や花器などおよそ300点が並べられました。
備前焼は石川県の伝統工芸品、珠洲焼と同じく釉薬を使わない焼き物で作家どうしの交流も深く、被災地支援を広く呼びかけようとチャリティー展が企画されました。
備前焼陶友会の副理事長の木村茂夫さんは「作品の売り上げが能登半島地震の被災地の復旧につながればと思うので、ぜひ多くの人に来てほしい」と話していました。
チャリティー展は25日の午前10時から午後2時まで開かれ、終了後に落札した作品の引き渡しが行われます。