岡山市 バス路線の再編計画 今後5年間の事業費計29億円余

岡山市は先日示したバス路線の再編計画をめぐり、今後5年間の事業費があわせて29億円余りに上ることを明らかにしました。

岡山市の大森市長は、22日の記者会見でバス路線の再編に向けた5か年計画について説明しました。
岡山市は今月2日、市内のバス路線を▼中心部と周辺部の拠点を結ぶ「幹線」と、▼利用者が比較的少ない「支線」などに分けた上で、支線については「公設民営」方式を導入するなどとした再編計画を示しています。
この再編計画を進める事業費について、大森市長は、今後5年間で国と市、バス事業者をあわせた総額が29億4000万円に上ることを明らかにしました。
このうち、バス事業者によるICカードのシステム更新などを前倒しで進めるため、いまの年度の補正予算案に5億1800万円を盛り込み、議会に提出しました。
大森市長は、「他の都市でも例のない大いなる挑戦になる。改善しなければならない点も出るかもしれないが、市民と事業者と市で一体となって取り組みたい」と述べました。