岡山市の用水路転落事故 大学生がデータ分析 注意チラシ作成

4000キロにもなる岡山市の用水路では、転落事故が相次いでいることから大学生が消防のデータを分析し、特に夕方や高齢者は注意が必要だというチラシを完成させました。

このチラシは岡山市のノートルダム清心女子大学の学生たちが授業の一環で作成し、17日、市内で報告しました。
岡山市内の用水路の総延長は4000キロあり、学生たちは転落事故を防ごうと、2021年までの5年間に市消防局が救急搬送した583件のデータを分析しました。
その結果、▼午後5時から7時の間に多く発生し、▼事故に遭った人の53%が高齢者で、ほかの世代に比べると死亡率が高かったということです。
そして、▼歩行中に落ちた人が目立ち、▼緩やかなカーブや細い道路などでは注意が必要だとしています。
チラシにはQRコードがあり、市内で転落事故が発生した場所を、▼けがの程度、▼世代、▼時間帯ごとに詳しく確認することができます。
作成にあたった3年生の生咲好美さんは「自分の身近なところにも用水路があると思うので、夜歩く時にも注意してもらえたら」と話していました。
このチラシは岡山市内の公民館で配られています。