警報機・遮断機ない踏切に一旦停止促すゲート JR西日本

踏切での事故を防ぐため、JRは警報機や遮断機がついていない踏切に、一旦停止などを促すゲートを設置することにしています。

ゲートが設置されるのは、警報機や遮断機がない「第4種」と呼ばれる踏切です。
JR西日本では、これまでと比べて、費用を半分程度に抑え、工事にかかる時間も短縮させた新型のゲートを開発しました。
高さ80センチの部分に長さ2メートルの棒がついていて、歩行者や自転車に乗る人などが踏切に入る際には、棒を上に持ち上げる必要があるため、一旦停止や左右確認を促すことができるとしています。
第4種踏切は去年の3月時点で県内に76か所ありますが、このうち新たなゲートをことし3月末までに伯備線と姫新線・宇野みなと線・桃太郎線であわせて7か所、新年度には20か所設置する予定です。
JR西日本岡山支社の藤原乗将支社長は「第4種踏切は警報機や遮断機もないので、それだけリスクも高まる。少しでも安全性を高めたいということで導入を決めた」と話しています。