創志学園 7年ぶりにセンバツ出場

ことし3月に、甲子園球場で開かれるセンバツ高校野球の出場校が発表され、岡山県からは創志学園が7年ぶりに出場することになりました。
一方「21世紀枠」の候補校だった岡山城東高校は選出されませんでした。

ことしで96回目を迎えるセンバツ高校野球は、26日大阪市で選考委員会が開かれ、出場する32校が決まりました。
創志学園の選手たちは赤磐市のグラウンドで、出場校を発表するインターネットの中継を見た今井康好校長から、出場決定の知らせを受けました。
選手たちは「絶対勝つぞ」という掛け声とともに写真撮影に応じ、大会本番に向けた気持ちを高めていました。
創志学園は去年秋の中国大会で準優勝し、センバツは7年ぶり4回目の出場です。
キャプテンの豊島虎児選手は「小さいころからずっと憧れていた場所なので、そこで野球ができるのが嬉しい。さらに強くなる練習をしたい」と意気込みを語りました。
神奈川の東海大相模高校の監督として、春夏あわせて4回の甲子園優勝経験がある門馬敬治監督は「選考委員会で創志学園の名前が呼ばれたときはグッときて、心の底から喜んだ。これから甲子園を意識して毎日を過ごしたい」と話していました。
一方、岡山城東高校は「21世紀枠」で中国地区の候補校に選ばれていましたが、選出はなりませんでした。
田村繁樹校長は校長室で、出場校を発表するインターネットの中継を固唾をのんで見守りました。
午後3時半ごろ「21世紀枠」で北海道の別海高校と、和歌山の田辺高校の2校が選ばれると、静かにうなずきながらメモを取っていました。
そしてグラウンドで待つ選手たちに選出されなかったことを伝え「選ばれなかったことをマイナスに捉えず、次に向けて頑張ってほしい」と激励しました。
戸田英樹監督は選手たちに「21世紀枠の候補に選ばれ注目を浴びたことで、きょうまでいい経験をさせてもらった。応援してくれた感謝を力に、また頑張っていこう」と声をかけました。
キャプテンの伴涼大選手は「選ばれなかったことは残念だが、ここだけがすべてではない。夏の甲子園に出場できるよう、また一から頑張っていく」と話していました。
創志学園が出場することしのセンバツ高校野球は、3月8日に組み合わせ抽せんが行われ、3月18日に甲子園球場で開幕します。