小学6年生が地元産ヒノキの板で中学で使う机づくり 鏡野町

林業がさかんな県北部の鏡野町で、小学6年生が地元産のヒノキの板で、春から中学校で使う机を作りました。

鏡野町では毎年、中学校進学を控えた小学6年生が、地元産のヒノキを使った学習机づくりに取り組んでいます。
このうち南小学校では、およそ50人が町の職員や林業関係者などに教わりながら、机の天板の制作に挑戦しました。
子どもたちは、木づちで板と板をつなぎ合わせる「ダボ」と呼ばれる木片を打ったり、ドライバーでボルトをねじ込んだりして、底板のついた天板を作っていきました。
できあがった天板は、3月下旬に中学校に運び込まれ、金属製の脚が取り付けられて完成します。
そして子どもたちは中学卒業までの3年間、自分がつくった机を使い、卒業後は本人に贈呈されるということです。
1番早く天板を完成させた児童は「きょう作った机を大切に使いたい。中学校では、数学や社会をがんばりたい」と話していました。