井原 成福寺に特産デニムのお守り

国内有数のデニムの産地・井原市で、地元産の生地を使った「デニムお守り」が完成し、お寺で授けられています。

21日、井原市芳井町の成福寺で、地元の人たちや受験生などおよそ40人が参加して、お守りに魂を入れる法要が営まれました。
お守りは、縦8センチ・横5センチの大きさで、白いデニムの生地に、寺の本尊の「不動明王」が「1年にひとつの願い事をかなえよう」と青いジーンズのポケットから顔を出した姿が描かれています。
お守りは、地域活性化を考える中学生や高校生のグループがアイデアを出し、市内の縫製メーカーの協力で4年あまりかけて完成しました。
高校生だった時、このアイデアを最初に提案したという20代の女性は「いろんな人が思いを込めて身につけるお守りを通して、井原市に活気のある人がどんどん増えてほしい」と話していました。
「デニムお守り」は500個が用意され、成福寺で1つ1100円で授けられます。
片岡秀仁副住職は「一目でデニムだと分かるデザインにしました。このお守りで皆さんの願いをかなえてほしい」と話していました。