岡山市新年度予算案 路面電車の環状化調査費用盛り込む

岡山市は、新年度予算案の編成に向けて各部局からの要求額をとりまとめました。
路面電車の環状化に取り組むための調査費用などが盛り込まれ、一般会計の総額でおよそ3955億円となっています。

岡山市がこのほど公表した、新年度予算の各部局からの要求額は、一般会計の総額でおよそ3955億円と、今年度の当初予算から9.2%増加し、8年連続で過去最大となっています。
主な事業としては、新型コロナの感染拡大で凍結されていた路面電車の環状線化の計画を再開し、調査費用として2500万円を盛り込んでいます。
具体的には、岡山芸術創造劇場=ハレノワ周辺を延長して環状線化するために、需要の予測などを行うことにしています。
また路面電車の岡山駅前広場への乗り入れ事業には32億8900万円、市役所の新しい庁舎の整備に118億1700万円を盛り込んでいます。
市は各部局からの要求額をもとに当初予算案を編成することにしていますが、新アリーナ建設関連の予算は、費用負担などをめぐって県との協議が続いているため、検討中となっていて、大森市長は1月中に決断したいとしています。