暖冬も冬山登山は注意必要 警察が万全な装備など注意呼びかけ

ことしは暖冬が予想されていますが、登山は注意が必要です。
警察は日没時間にあわせた早めの下山を心がけ、天候の急変にも対応できる万全な装備でと注意を呼びかけています。

警察によりますと、11月から3月の冬山シーズン中、県内の山で遭難した人は、ことし春までの5シーズンであわせて21人に上ります。
月別でみると、12月が9人と最も多く、11月が6人、1月から3月がそれぞれ2人ずつとなっています。
ことしも11月に、総社市で84歳の男性が道に迷って遭難し、けがをしたということです。
警察のまとめでは遭難者の多くが、1人でハイキングしていた高齢者だったということです。
冬山での遭難事故を防ぐため、警察は「登山届」を提出し、GPS機能付きの携帯電話と予備バッテリーを準備し、天候の急変に対応するため防寒対策など万全な装備で入山してほしいとしています。
岡山県警察本部地域課は「冬の山は気候も厳しく、油断は禁物です。日が沈むと山道は暗くなるので、明るいうちに下山できるよう自分の知識・体力・経験に基づき、無理のない計画を立ててほしい」と呼びかけています。