吉備中央町特産の“円城白菜”出荷最盛期 道の駅にぎわう

年の瀬を迎え、吉備中央町では特産の「円城白菜」が出荷の最盛期を迎え、地元の道の駅は買い求める人たちでにぎわっています。

吉備中央町の道の駅「かもがわ円城」では、23日朝に収穫されたばかりの「円城白菜」が、およそ1000玉が並べられ、1玉300円から500円ほどで販売されました。
訪れた人は、重さを確かめながら次々と購入していました。
岡山市の60代の男性は「お餅や野菜を買おうと思い来ました。白菜は甘みがあって鍋でも漬物でもおいしい」と話していました。
道の駅ではこの白菜を使った肉まんが販売されたほか、23日には地元の野菜がふんだんに入った豚汁やしし汁がふるまわれ、親子連れなどがおいしそうに味わっていました。
この地区では、浄水場の水から有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出されていたことが、ことし10月に明らかになりました。
白菜をはじめとした農作物の栽培には異なる水源の水が使われていて、町が11月に実施した分析調査でもこの物質は検出されていません。
道の駅の田原次郎駅長は「ことしは上出来です。円城の野菜は安全ですので、安心して買いに来てほしいです」と話していました。
「円城白菜」は、1月下旬にかけて出荷のピークが続きます。