岡山県人口 2050年に20%減少 全市町村で人口減少進む

2050年の岡山県の人口は、2020年に比べて20%減少するという推計を国の研究所がまとめました。
すべての市町村で人口減少が進み、中でも高梁市は半数以下に減ると推計されています。

「国立社会保障・人口問題研究所」が公表した推計によりますと、岡山県の人口は2050年に151万人余りとなり、188万人余りだった2020年に比べておよそ37万人、率にして20%減少する見通しです。
市町村ごとにみると、県内27の市町村すべてで人口は減少し、このうち高梁市は、2020年に比べ半数以下にまで減ると推計されています。
このほか備前市・新見市・笠岡市・玉野市・真庭市・美作市・美咲町・吉備中央町・久米南町のあわせて9つの市と町では、人口が4割以上減るとされています。
また65歳以上の人口の割合は、2020年に比べて7.5ポイント増えて37.8%となり、県民の3人に1人以上が高齢者になると見込まれています。
このうち、備前市・高梁市・笠岡市・吉備中央町・久米南町のあわせて5つの市や町では、65歳以上が人口の半数以上を占めると推計されています。
岡山県地方創生推進室は「前回の推計に比べて人口減少が加速し、厳しい状況と認識している。引き続き少子化対策や県外の大学に進学した若者のUターンにつながる対策など取り組みを進めていきたい」としています。