岡山県 自転車損害賠償保険の加入義務化 条例素案の意見募集

自転車が加害者となる交通事故が相次ぐなか、岡山県は、利用者に損害賠償保険への加入を義務づける新たな条例の素案をまとめ、意見を募集しています。

県によりますと条例の素案では、自転車が絡む交通事故を防ぎ被害者の保護を目的とし、自転車の適正な利用の促進と、損害賠償保険の加入を義務づけています。
全国42の都道府県でも同じような条例が制定され、保険への加入を義務や努力義務としていて、実際に加入率がアップし一定の効果があることから、岡山県も定めることにしたということです。
警察によりますと、県内では去年1年間に自転車が加害者となる人身事故で31人がけがをしていて、ことしは10月末までに40人がけがをしています。
県はこの素案をホームページなどで公開して、12月20日まで県民から意見を募集したうえで、来年の春に条例を施行し、保険加入の義務化については来年の秋からの開始を目指しています。
県くらし安全安心課は「自転車は、日常生活で利用する身近な乗り物です。今回の条例案に関心を持ってもらい意見を寄せてほしい」としています。