さんじゅーろー猫城主就任5年記念祝賀会 高梁・備中松山城

高梁市の観光名所・備中松山城で10日、猫城主「さんじゅーろー」の就任5年を記念した祝賀会が開かれました。

さんじゅーろーは、平成30年の西日本豪雨のあと備中松山城に住み着いたオス猫で、地元の観光協会から正式に「猫城主」として迎えられて12月で5年になりました。
備中松山城の本丸の城門が開けられると「かみしも」風の衣装を着たさんじゅーろーが現れ、大勢の観光客が見守るなか、赤いじゅうたんの上を歩いてお気に入りのざぶとんに座りました。
そして高梁市観光協会高梁支部の田中宏和支部長が「これからも殿らしく、お城と城下を見守っていただきたく存じます」とことばをかけました。
広島県福山市から訪れた50代の男性は「ずっと元気で備中松山城を守ってほしい」と話していました。
観光協会の田中支部長は「西日本豪雨のあと、さんじゅーろーのおかげで観光客が増えた。猫の城主がいる唯一の城として皆さんに楽しんでもらいたい」と話していました。
さんじゅーろーは年内は12月28日まで「城主」を務め、年明けは1月4日に市内の神社に初詣をしたあと、城に上がるということです。