県内産食肉の品質向上や取り引き活性化目的の品評会 岡山

県内で生産された食肉の品質向上や、取り引きの活性化を目的とした品評会が、岡山市で開かれました。

この品評会は「JA全農おかやま」が毎年開いていて、岡山市中区の市場には、県内で生産された牛70頭、豚60頭の枝肉がずらりと並べられました。
集まった生産者らは、今後の生産に役立てようと、肉の断面にライトを当て「サシ」と呼ばれる脂の入り具合や、肉のハリを熱心に見ながら互いの出来を確認しあっていました。
審査の結果、オスの牛肉の最優秀にあたる「農林水産大臣賞」には、サシの入り具合などが最も優れているとして、高梁市の江草国昭さんが育てたものが選ばれました。
江草さんは「きれいな水を使って育てた。今後もおいしい肉を生産して、みなさんに食べていただきたい」と話していました。
「JA全農おかやま」の伍賀弘県本部長は「昨年よりも品質を表す数値が上がっていて、生産者の方々の努力がうかがえた。岡山県産の牛や豚は他県のブランドにも負けないおいしさがあるので、しっかり食べていただきたい」と話していました。