“倉敷はりこ” 来年のえと「たつ」の張り子作り最盛期

倉敷市では来年のえと「たつ」の張り子作りが最盛期を迎えています。

倉敷市では明治時代から「倉敷はりこ」と呼ばれる縁起物の張り子が作られていて、岡山県の伝統的工芸品に指定されています。
倉敷はりこの技法を受け継ぐ5代目の生水洋次さんの工房では、ことし7月から来年のえと「たつ」の張り子作りを始め、いま最盛期を迎えています。
作業はすべて手作業で行っていて、一個一個微妙に違う表情が楽しめます。
生水さんは「かわいい顔になるように心がけています。来年が明るく、躍動するようなよい年になれば」と話していました。
「たつ」の張り子は、年末までにおよそ500個作る予定で、県内の民芸品店などで販売されます。