岡山市 新アリーナの基本計画公表 事業費は145億円に

岡山市は、北区の野田に建設を検討している新アリーナの基本計画を公表しました。
事業費は145億円に上るとしています。

新アリーナの客席数は5000席以上で、バレーやバスケット・卓球といったプロチームのホームとしての利用に加えて、コンサートや展示会なども積極的に誘致し、災害時の避難施設や物資運搬の拠点としても活用する方針です。
本体工事に118億円、周辺の道路整備や備品調達に27億円で、事業費の総額は145億円に上ると算定しています。
経済波及効果の新たな試算も示し、県内全体で20年間で910億円を超え、そのうちおよそ65%が市内、およそ35%がそのほかの県内で、広く効果が及ぶとしています。
新アリーナをめぐっては、これまで経済波及効果や財政負担のあり方などについて、岡山市と県の間で意見の隔たりが明らかになっています。
記者会見で大森市長は「市と県が一緒に計画を進めていくべきだ。とにかくアリーナの必要性や協力の是非について、県の考えを教えてほしい。その上で、市民や議会の声を聞きながら最終的な判断をしたい」と述べました。