岡山など3県連携しフランス人観光客誘致 旅行会社招きツアー

瀬戸内海に面する岡山・香川・兵庫の3つの県が連携して、フランスからの観光客を呼び込もうと旅行会社の関係者を招いてのツアーが開かれています。

11月21日から28日までのツアーには、フランスにある5つの旅行会社の関係者が参加していて、23日は備前市日生町の頭島にある宿泊施設を訪れました。
和風建築の施設は、市の地域おこし協力隊でフランス人のヴィクトリア・ゲランさんが、日本人のパートナーとともに運営していて、着付けの体験などのプランが用意されています。
参加者は着物を着て庭を散策したり、こたつに入って抹茶を味わったりと、くつろいだ雰囲気の中で日本の文化を楽しんでいました。
今回のツアーは、いずれも再来年(2025年)の大阪・関西万博と瀬戸内国際芸術祭を見据え、フランスからの観光客を呼び込もうと岡山と香川、兵庫の3県が連携して開きました。
体験した1人は「着物を着たのは初めてで、すばらしい経験が出来ました。島と宿を組み合わせたツアーを考えてみたい」と話していました。
岡山県観光課の加納恭子さんは「関西からの地の利を生かし、岡山の魅力を伝える旅行商品をぜひ作ってもらいたい」と話していました。