倉敷の介護施設 職員が利用者に侮辱的発言 市が行政処分

倉敷市にある認知症の人が利用するグループホームで、職員が利用者に侮辱的な発言などをしていたことが分かり、市は施設に対し、新たな利用者の受け入れを半年間停止する行政処分を行いました。

処分を受けたのは、認知症の人の生活介護などを行う倉敷市菰池の「グループホーム長楽園」です。
倉敷市によりますと、ことし7月に関係者から「虐待が行われている」などの通報があり、市が監査を行ったということです。
その結果、職員が朝、リビングに来るのが遅かった利用者に対し「いつも来るのが遅いんじゃ。皆が迷惑している」などと強いことばで叱責したり、別の利用者に対し「“痛い、痛い”といつもうるさい。男なら我慢せい」などの侮辱的な発言をしたりしていたことが分かったということです。
また職員が利用者13人に対し、ベッドを柵で囲って行動を制限し、身体的に拘束したり、施設の代表者が高圧的で不適切な言動をとったりしていたということです。
倉敷市は、こうした行為は介護保険法に違反するとして、この施設に対し、新たな利用者の受け入れを12月から半年間停止する行政処分を行いました。
また年内に、改善報告書を提出することも求めています。
倉敷市指導監査課の玉井信課長は「虐待は人としての尊厳や命に関わる重大な人権侵害だ。今後も指導を重点的に行っていきたい」と話していました。