高校生の内定率去年比上回る 人材確保で内定早めているか

来年春に就職を希望する県内の高校生の内定率は、9月末の時点でおよそ65%と去年の同じ時期を上回りました。
岡山労働局は、人材の確保に向けて企業が内定を出すタイミングを早めているのではと分析しています。

9月16日に採用試験が始まった高校生の就職活動について、岡山労働局が9月末時点でまとめたところ、就職を希望する3年生3183人のうち、65.3パーセントにあたる2080人の内定が決まりました。
内定率は、去年の同じ時期より4.4ポイント上回っています。
この時期としては高い内定率について、岡山労働局は、企業が人手不足の解消や組織の若返りを図ろうと人材の確保を急いでいて、内定を出すタイミングを早めているのではと分析しています。
岡山労働局は、就職を希望する高校生全員に内定が出るよう、ハローワークを通じて個別に支援するほか、11月22日には、岡山市北区のジップアリーナ岡山で、大学生や専門学校生などと合同で、大規模な就職面接会を開催する予定です。