フィッシング詐欺急増 “不審なメールは開かない”

金融機関を装い偽のサイトに誘導し、金をだまし取る「フィッシング」の手口による詐欺の被害が、岡山県内で急増しています。
警察は、不審なメールは開かずにサービスは公式サイトから利用するよう呼びかけています。

「フィッシング詐欺」は「個人情報の再確認が必要です」とか「不正ログインを検知しました」などとうそのメールやSMSを送りつけて、本物そっくりの偽のサイトに誘導し、クレジットカードの情報やパスワードなどを盗み、預金をだまし取る手口です。
警察によりますと、この手口による詐欺が県内で急増していて、ことしに入って10月までの速報値で45件の被害が確認され、被害額は7652万円余りにのぼりました。
これは去年1年間の被害額のおよそ7倍で、これまでで最も多くなっています。
警察によりますと、店舗を持たないインターネット専業の銀行や信託銀行を装うケースが多いということです。
岡山県警察本部は「不審なメールが届いても、URLにはアクセスせず無視してほしい。インターネットバンキングの利用は、公式のサイトやアプリから行うようにしてほしい」と呼びかけています。