“里山・里海”の子どもたちが交流 地域環境守る取り組み発表

山間部と海沿いに住む小学生が一堂に集まり、地域の環境を守るための取り組みを発表するなどして交流を深めました。

真庭市の「里山里海交流館」で開かれた交流会には、山間部にある地元の北房小学校のほか、海に近い備前市の日生西小学校と日生東小学校の4年生の児童、合わせて65人が参加しました。
はじめに、地域の環境を守るために取り組んでいることを発表する時間が設けられ、北房小学校の児童はホタルを増やそうと毎年、幼虫のえさとなる巻き貝の「カワニナ」を集めて川に放していることを紹介しました。
また日生地区の児童たちは、海水浴場のゴミを拾って分別したことや「海のゆりかご」とも呼ばれ、さまざまな生き物のすみかとなる海草の「アマモ」の苗を育てる活動などについて発表していました。
このあと児童たちは、3校が入り交じったグループを作って地域のクイズに挑戦したり、瀬戸内海産のかきの殻を肥料にして育てた「里海米」のカレーライスを食べたりして、交流を深めていました。
児童たちは「日生で育ったかきが、真庭のお米の肥料になっていてつながっているんだなと思った」とか「ごみを減らして環境をきれいにしていきたい」などと話していました。