オーケストラ指導者が“子どもの音楽リズム養う講座” 高梁

保育所や幼稚園で子どもたちに音楽のリズムを身につけてもらえるよう、オーケストラの指導者による講座が高梁市で開かれました。

高梁市内の幼稚園で開かれた講座には、地元の保育士や幼稚園教諭ら27人が参加し、講師は小学校の元校長で「岡山市ジュニアオーケストラ」のアドバイザー・難波正章さんが務めました。
難波さんは、子どもたちが音楽のリズムを身につけるには、歌のテンポを変えてみたり手拍子を取り入れたりする方法があることや、きれいな音色を出すためカスタネットやタンバリンの正しい使い方を教えていました。
そして、参加者に「『きょうは何をするの』とわくわくしながら登園する子どもたちを増やしてほしい」と呼びかけていました。
今回の講座は、人口減少に歯止めをかけるため子育て支援に力を入れている高梁市で、地元の大学や市などがつくる子育て支援組織が開催しました。
20代の幼稚園教諭の男性は「自分が子どものころとは違う方法を学べたので、今度の園の発表会でいかしたい」と話していました。
難波さんは「保育所や幼稚園の先生たちは、子どもたちが楽しんで友達がたくさんできて、地域を好きになるような教育をしてほしい」と話していました。