自転車の「一時停止」警察が取締りを強化

ことし県内で、自転車が一時停止しなかったことが原因の交通事故が増加していて、警察が取締りを強化しています。

このうち、岡山市東区の岡山東警察署近くの交差点では、交通量が増える夕方に取締りが行われました。
警察官らが、行き交う自転車を止めては「一時停止してください」と声をかけたり、チラシを手渡したりして注意を呼びかけ、2時間で3人が違反で検挙されました。
警察によりますと、ことし9月末までに自転車が主な原因の事故のうち、一時停止しなかった違反によるものが46件と、全体の3割近くを占め最も多くなっています。
このため警察は取締りを強化していて、自転車で一時停止をしなかった違反の検挙数は、去年は0件だったのが、ことしは10月23日までの暫定値で31件に上っています。
岡山東警察署交通課の三村昂弘課長は「『自転車も取り締まられるの?』とよく聞かれるが、警察としては検挙を強化している。自転車の運転手も車と同様、交通ルールを守ってほしい」と話していました。