子どもたちが制作した備前焼作品展 備前市伊部地区

焼き物の里として知られる備前市の伊部地区で、県内の子どもたちが制作した備前焼の作品が展示されています。

市内の伊部地区にある12か所のギャラリーに展示されている作品は、応募があった県内の高校生以下の子どもたちによる1040点の中から、特別賞に選ばれた35点です。
このうち「中学生の部」で最高賞の県知事賞に選ばれたのは、市内の備前中学校2年生・木村太加仁さんの作品「父の手」です。
木村さんは、備前焼作家の父親・桃山さんの指を曲げた左手をリアルに表現しました。
何度もスケッチを繰り返し、それをもとに3週間ほどかけて完成させたということです。
木村さんがこの作品展の「中学生の部」の県知事賞を受賞するのは2年連続です。
木村さんは「とてもうれしいです。職人の手は物語性があると感じ形にしたかったです。うまく表現できてよかったです」と話していました。
子どもたちによる備前焼の作品は、11月12日まで展示されています。