“生理の貧困” 岡山城東高に無償の生理用品

経済的な理由で生理用品を購入することが難しい「生理の貧困」が課題となるなか、岡山市の高校のトイレに、無償で使える生理用品が置かれることになりました。

生理用品が置かれるのは、岡山市中区の岡山城東高校です。
この取り組みは、岡山後楽館高校の生徒が公立高校のトイレの個室に無償で使える生理用品を置こうと活動していたもので、クラウドファンディングで募った寄付金で購入した生理用品が、岡山城東高校の生徒に手渡されました。
このあと両校の生徒がどのようにすれば利用しやすいか意見交換し「装飾した牛乳パックなどに生理用品を入れて、個室の壁に貼り付けるのはどうか」などのアイデアが出されました。
県内ではすでに5つの高校で、9月下旬から女子トイレの個室に生理用品が置かれていて、今後も申し出があれば、設置を進めるということです。
岡山後楽館高校3年の山形萌花さんは「経済的な理由はもちろん、家に忘れた場合など、使いたいときに使えない状態がなくなるようにしたい。もっとたくさんの高校が、この取り組みに参加してくれたらうれしい」と話していました。