備前の高校生が郷土料理「ねこめし」「しらもあえ」調理を体験

備前市の高校生が地域の食文化を学ぼうと、地元に伝わる郷土料理作りを体験しました。

備前緑陽高校でフードデザインを学んでいる3年生の生徒13人が参加し、地元に伝わる「ねこめし」と「しらもあえ」の郷土料理2品を作りました。
生徒たちは講師役として招かれた地元の栄養委員の女性から、「ねこめし」はわらで編んだかごのことを「ねこ」と呼び、ごはんを保温するのに使っていたことが名前の由来になっていることを教わったあと、調理に取り組みました。
「ねこめし」は、缶詰のサバを醤油などで味付けし、そぼろ状になるまで火にかけたあと、いり卵やゆでた枝豆などと一緒に酢飯に混ぜます。
また、「しらもあえ」は地元の海でとれた海藻のシラモを使い、熱湯にさっと通して油あげやキュウリなどとあえて、中華風のドレッシングをかけて作ります。
生徒たちはレシピを読んだり栄養委員の女性に手順を教わったりしながら完成させ、みんなで味わっていました。
男子生徒の1人は「とてもおいしかった。このような郷土料理があることを知らなかったので、ぜひ家でも作ってみたい」と話していました。