県内在住のフランス人 母国向けに観光PRツアー実施へ

県内の4つの自治体で国際交流員などを務めているフランス人たちが、それぞれの地域を母国に向けてPRするツアーを行うことになり、地域の観光名所を下見しました。

母国に向けた観光PRツアーを行うのは、高梁市と備前市、それに瀬戸内市と奈義町の4つの市と町で国際交流員などを務めている4人のフランス人です。
2日は、高梁市の備中松山城を訪れ、観光協会の担当者から、城の特徴や見どころなどを学びました。
そして昭和15年の天守閣の改修では、古い木材を巧みに生かして修復を行ったという説明を興味深そうに聞いたり、「猫城主」として人気の「さんじゅーろー」とふれ合ったりしていました。
4人は今回の下見で学んだことを元に、来月(11月)、フランスの旅行会社や報道機関の関係者を招いて4つの市や町を巡り、案内することにしています。
高梁市秘書企画課のアナイス・ファルジアさんは「多くの外国人観光客は東京や京都といった有名なところにしか行きません。都会とは違う場所でじっくりと日本を楽しんでもらえるようにしたい」と話していました。