“家出少女にわいせつ行為”元警察官起訴内容認める 岡山地裁

ことし7月、倉敷市内の駐在所に家出中の10代の少女を宿泊させ、わいせつな行為をしたとして県の条例に違反した罪に問われている49歳の元警察官の裁判が始まり、元警察官は起訴された内容を認めました。

倉敷市にある児島警察署の元警察官、浜※名啓 被告(49)は、ことし7月、勤務していた駐在所に家出中の10代の少女を宿泊させ、抱きつくなどのわいせつな行為をしたとして、県の青少年健全育成条例違反の罪に問われています。
元警察官は、先月(8月)停職の懲戒処分を受け、依願退職しています。
岡山地方裁判所で開かれた初公判で、被告は起訴された内容を認めました。
検察は冒頭陳述で、「家出中であると聞き、本来は警察署に報告して指示を仰ぎ、保護する必要がありながらそれをせず、飲食店や海へ連れて行くなどして宿泊させた。翌日、ほかの警察官らが捜していることを察知し、見つからないようにと駐在所内の居住スペースに引き入れ、わいせつな行為に及んだ」などと指摘しました。
次回の裁判は、ことし11月16日に開かれる予定です。
※「浜」は、さんずい偏につくりはう冠に「眉」。