イノシシ捕獲へ井原高と笠岡工業高がタッグ 農場守るわな製作

井原市と笠岡市にある高校の生徒たちが協力して、高校の農場を野生のイノシシから守るために、箱の形をしたわなをつくり、捕獲に向けて猟友会のメンバーたちと設置しました。

井原市上出部町にある井原高校の農場では、生徒たちが野菜や花を栽培していますが、周辺にイノシシが出没するため、溶接技術を持つ笠岡工業高校の力を借りることになりました。
8月に完成したわなは、縦・横90センチ、奥行き1.8メートルの箱の形をしていて、中にイノシシが入ると、入り口のパネルが下りてふさがれる仕掛けです。
25日、野生動物の対策に詳しい専門家と、わなを管理する猟友会のメンバーが農場を訪れ、2つの高校の生徒あわせて14人に指導しました。
そして農場の裏山に移動し、イノシシが竹に体をこすりつけた跡などを探して、近くの木陰にわなを置きました。
井原高校の生徒のひとりは「自分も知識を深めて害獣対策に取り組むことができたら将来に役立つと思う」と話していました。
また笠岡工業高校の生徒のひとりは「同じ高校生の農場を守るために、さらに工夫をしてイノシシをより捕まえられるよう頑張りたい」と話していました。