倉敷市議会特別委初会合 恐喝未遂の罪で逮捕起訴の市議を審査

恐喝未遂の罪で逮捕・起訴された倉敷市議会議員について、政治倫理基準に違反する行為があったかどうかを調べるための、市議会の特別委員会の初会合が開かれました。

倉敷市議会の塩津学議員は4年前、市内の音楽イベントの主催者を脅し、暴力団の対策費など現金300万円を要求したとして8月に逮捕され、その後、恐喝未遂の罪で起訴されました。
25日、議員の政治倫理に関する条例に基づいて設置された、市議会の特別委員会の初会合が開かれ、委員長に藤井昭佐議員を、副委員長に日向豊議員を選出しました。
そして議員が逮捕されたことと、警察が発表した住所が倉敷市内ではなく、岡山市南区とされている点が、政治倫理基準に違反するかどうか審査することを決めました。
条例では、弁明の機会を与えなければならないとされていますが、塩津議員の裁判はまだ始まっていないため、審査の長期化が懸念されます。
特別委員会の藤井委員長は「本人には聞き取りができるようになった段階で委員会に出席して、逮捕に至った経緯や現在の住所についてきちんと説明してもらいたい」と話していました。