世界8か国の子どもたちが閑谷学校見学 備前焼づくりも体験

ヨーロッパやアフリカなど、さまざまな国の子どもたちが備前市を訪れ、国の特別史跡、閑谷学校を見学し、備前焼づくりを体験しました。

備前市を訪れたのは、ユネスコ=国連教育科学文化機関の「ユネスコスクール」に認定された学校で学ぶヨーロッパやアジア、アフリカなどの8か国の子どもたちや関係者およそ50人です。
初めに、一行は、江戸時代に建てられた国の特別史跡、閑谷学校を訪れ、今も、論語の学習が行われている国宝の講堂を見学しました。
子どもたちは、大切な床を傷つけないようルールにのっとって、靴下をはいて中へ入り、歴史のある建物をじっくり見ていました。
続いて、隣接する県青少年教育センターへ移動し、茶わんづくりに挑戦しました。
子どもたちは、備前焼の作家に教わりながら、ろくろを回したり指で粘土を伸ばしたりして、思い思いの形に仕上げ、茶わんを完成させていました。
中東のオマーンから参加した16歳の男性は「自然豊かな場所で、とても驚きました。環境がすごくいいですね」と話していました。
子どもたちがつくった備前焼の作品は、市内の工房で焼き上げられ、フランスのパリにあるユネスコの本部に展示される予定だということです。