岡山市北区のアパートで火事 3人が遺体で見つかる

11日午後、岡山市北区のアパートで火事があり、焼けた部屋から3人が遺体で見つかりました。
警察によりますと、この部屋には70代の母親と50代の息子2人が住んでいて連絡が取れないということで、警察は亡くなったのは親子3人とみて、詳しい状況を調べています。

11日午後2時前、岡山市北区南方の2階建てのアパートで、管理人から「住人が自分の部屋に火をつけた」と消防に通報がありました。
消防車やヘリコプターが出て消火活動にあたり、火はおよそ2時間後に消し止められましたが、警察によりますと、火事でアパート1階の1室が全焼し、この部屋から3人が遺体で見つかりました。
警察によりますとこの部屋には79歳の女性と、女性の息子で、いずれも58歳の長男と次男の、あわせて3人が暮らしているということですが、連絡が取れないということです。
このため、警察は亡くなったのはこの部屋の3人とみて、身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。
現場は、JR岡山駅から北におよそ1キロの住宅やマンションが建ち並ぶ地域です。

このアパートの管理会社の男性によりますと、火元と見られる部屋には高齢の母親と、息子2人のあわせて3人が住んでいるということです。
11日「怒鳴り声がする」という連絡があったため、午後1時45分ごろアパートを訪れたところ、部屋の中から火が上がったということです。
男性は「油のようなにおいがして、すぐにバンっという音がして火があがった」と話していました。