新見特産「千屋牛」の世話を学校で行う“出前牧場”始まる

新見市特産の黒毛和牛「千屋牛」の世話を学校で行う「出前牧場」が始まり、子どもたちが子牛と触れあいました。

新見市は、特産の千屋牛に関心を持ってもらおうと、地元の生産者の協力を得て、市内各地の小学校で毎年「出前牧場」を行っていて、11日、上市小学校に生後4か月のメスの子牛「つぼみ」が到着しました。
3年生の児童11人が出迎え「つぼみ」を奥行き3メートルほどの牛舎の中に入れ、牧場や市の担当者から説明を受けました。
餌や水を与えてブラシをかけたあと、手綱を握り「ばーばーばー」と声をかけながら、一緒に校庭の散歩に出かけました。
子どもたちは15日まで、餌やりや散歩、それに牛舎の中の掃除をして世話にあたります。
児童の1人は「牛を触ると思ったより温かかった。いっぱい世話をして名前を呼んであげたい」と話していました。
井石雄也校長は「新見の子どもでないとできない体験を通して、地元を愛して将来も新見で活躍する人になってほしい」と話していました。