大型クルーザー「スーパーヨット」誘致へ 倉敷で見学会

海外の富裕層などが所有する大型クルーザー「スーパーヨット」の国内への誘致に取り組んでいる大阪の企業が倉敷市で見学会を行いました。

倉敷市の児島観光港で行われた見学会には、県内の行政や経済界の関係者が参加しました。
「スーパーヨット」は、全長が24メートルを超える大型ヨットで、世界各国の王室や富裕層が周遊旅行などに使っています。
ヨットが寄港する場所は、食事や観光などによる経済効果が見込めるため、国内でも複数の自治体が誘致を進めています。
参加した人たちは、長さ32メートル・幅8メートルのスーパーヨットに乗り込み、ダイニングルームや寝室を見学していました。
ヨットにはこのほか、ラウンジやジェットバスなども備えられています。
県によりますと、児島観光港での停泊可能期間はことし4月から、これまでの3日から7日に延長されたということで、より多くの船舶の寄港が期待されるということです。
県観光課の梶坂和良課長は「スーパーヨットが寄港することで、大きな経済効果が見込まれる。県としても海外の富裕層にどのようにアプローチしていくのか、研究していきたい」と話していました。