南海トラフ巨大地震想定 岡山市で住民も参加し防災訓練

南海トラフ巨大地震を想定した防災訓練が岡山市で行われ、市の担当者や住民らが避難所の運営の手順などを確認しました。

訓練は、南海トラフ巨大地震が発生し、岡山市内でも震度6強を観測して家屋の倒壊などの被害が出たという想定で行われました。
岡山市北区の横井小学校では、およそ200人が参加して、避難所の運営の訓練が行われ、市の担当者らが避難してきた住民の名前や住所のほか、持病やアレルギーの有無などを確認していました。
会場には、VR=仮想現実の技術を活用して地震や水害を体験できるブースも設けられ、参加した人たちは、ゴーグルを装着して災害時の状況を体感していました。
訓練に参加した70代の男性は「鮮明な映像を通して災害時の大変さが伝わってきた。これまで災害の準備をしていなかったので、気持ちを改めて備えるようにしたい」と話していました。
岡山市危機管理室の河原正浩さんは「災害はいつでも起こりうるので、3日間分の備蓄物資を用意したり避難ルートを確認したりして、日頃から高い防災意識を持ってほしい」と話していました。