水島コンビナートの製油所火災 “ポンプが焼損” 会社発表

岡山県倉敷市の水島コンビナートにある製油所で発生した火災について、会社は重油を保管するタンクそばのポンプが焼けたと発表しました。

23日正午過ぎ、倉敷市の水島コンビナートで原油を精製している「ENEOS」水島製油所の「B工場」のタンク周辺から火が出て、およそ3時間半後に消し止められました。
この火災でけがをした人はいませんでした。
24日、会社は重油を保管しているタンクから数十メートル離れた場所にあるポンプから火が出たと発表しました。
会社によりますと、ポンプは▼高さが1メートル、▼幅と奥行きがそれぞれ2メートルほどで、タンクに保管する重油を別のタンクに移し替えるためのものだということです。
警察や消防はタンク付近への落雷で周辺の機器が炎上したものとみていますが、現在、タンクの付近は消火剤の泡が広がっているため、これを撤去して安全を確保したあと、詳しく調べることにしています。
「ENEOS」は、「地域の皆さまなど多くの方にご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントしています。