岡田地方創生相 津山で地域活性化に取り組む現場を視察

岡田地方創生担当大臣が23日、津山市を訪れ、自治体が所有する建物を企業が活用して、地域活性化に取り組む現場を視察しました。

津山市は国の制度を活用して、市が所有する2つの建物の運営権を、民間企業に有償で提供しています。
岡田大臣は23日にこの2か所を訪問し、江戸時代の城下町の町並みが残る城東地区では、3年前から1棟貸しのホテルとして使われている古民家を視察しました。
そのあと、かつてレジャープールとしてにぎわい、現在、運営権を得た会社が改修してスポーツや健康増進のための施設として使われている建物に移動しました。
これらを運営する企業は、毎年、およそ400万円を市に支払うことになっていて、岡田大臣は、津山市の谷口圭三市長や担当者から、民間企業との連携で、市の収入が増加するだけでなく、観光客の誘致や地域のにぎわい創出につながることが期待されるなどと説明を受けていました。
谷口市長は「大臣の視察は、市が進める行財政改革への大きな励みとなった。住民サービスの向上、事業者のビジネス機会の創出、行政のコスト削減につながる『三方よし』の取り組みを進め、まちの活性化や地域経済の循環につなげていきたい」と話していました。