倉敷・水島の製油所タンク火災消し止められる 落雷が原因か

23日午後、倉敷市の水島コンビナートにある製油所のタンクで火災が起き、発生から3時間あまりたった午後3時半すぎに消し止められました。
これまでのところけが人はいないということですが、警察や消防は落雷の可能性もあるとみて火事の原因を調べています。

23日午後0時20分ごろ、倉敷市の水島コンビナートで原油を精製している「ENEOS」の工場の従業員から「雷が落ちてタンクが燃えている」と消防に通報がありました。
消防が消火活動にあたり、発生から3時間あまりたった午後3時44分に火は消し止められました。
警察と消防によりますと、これまでのところけがをした人はいないということです。
倉敷市の高台に設置されたNHKのカメラが午後1時すぎに撮影した映像では、タンクからは赤い炎と黒い煙があがっていて、近くには消防車が集まっている様子が確認できました。
警察と消防は、落雷の可能性もあるとみて火災の原因を調べています。
気象庁によりますと、岡山県内では午前中から大気の状態が非常に不安定なっていて、水島コンビナートがある倉敷市付近には、昼前から発達した雨雲が流れ込んでいました。
岡山県には雷注意報が出されていて、昼前から昼過ぎにかけて落雷も観測されていました。