努力義務化の自転車ヘルメット 大学生が着用アイデア

ことし着用が努力義務化された自転車のヘルメットを、どうすればみんなにかぶってもらえるか、岡山市で大学生らが意見を出し合いました。

岡山市北区で行われたミーティングは、市内のノートルダム清心女子大学の学生2人と、JAFの職員3人が参加しました。
道路交通法の改正で、ことし4月に自転車のヘルメットの着用が努力義務となりましたが、警察が7月に県内の着用率を調べたところ7.4%にとどまっています。
そこで、学校の校則にないことから中学生に比べて着用率が下がってしまう高校生に、どうすればかぶってもらえるかを中心に話し合いました。
大学生たちは、自分の高校時代を思い出しながら、ペンで自由にデザインしかぶりたくなるヘルメットについての案や、髪の長さに応じたヘアアレンジの案について意見を出していました。
また、実際にヘルメットをかぶってどの位置で髪を結べば、うまくおでこを隠して頭を守ることができるか確かめていました。
2年生の三宅心愛さんは「『かっこいい・かわいい』と『交通安全』の両立という自分たちの願いがきっかけです。中高生に限らず、大人の皆さんにもかぶってもらえるよう発表をしたいです」と話していました。
メンバーは9月の秋の交通安全運動の期間中の成果発表に向けて、話し合いを進めることにしています。