JR吉備線 桃太郎伝説のラッピング列車の運行開始

桃太郎伝説が残る岡山の魅力を発信しようと、伝説にまつわる文化財などがあしらわれたラッピング列車がJR吉備線で運行を始めました。

このラッピング列車は、日本遺産に認定された桃太郎伝説にまつわる地域の魅力を多くの人に知ってもらおうと、関係する自治体などが企画し、運行初日の11日、岡山市北区のJR岡山駅で出発式が行われました。
ラッピング列車は1両で、朱色の車体に県内にある桃太郎伝説ゆかりの8つの神社や遺跡などのイラストがあしらわれ、桃太郎のモデルとされる吉備津彦命が鬼と戦う姿が描かれています。
ヘッドマークは、公募で選ばれた倉敷市の女性のデザインが採用され、桃などのイラストとともに「桃太郎伝説の生まれたまちおかやま」と書かれています。
初日は、この列車で沿線の神社などを巡るツアーが行われ、20人余りの客を乗せて、総社駅に向けて出発しました。
ラッピング列車を見に津山市から親子で訪れた小学3年の女の子は「いつもの吉備線と違いました。絵を見て岡山にこんなところがあったんだと知りました」と話していました。
このラッピング列車は、JR吉備線の岡山駅と総社駅の間で、来年2月末まで毎日、運行される予定です。