笠岡市議会 議員報酬5万円引き下げ 条例案可決・成立

笠岡市議会議員の報酬を月5万円引き下げる条例案を議会のすべての会派が共同で提出し、7日、全会一致で可決・成立しました。

笠岡市議会議員の報酬は、もともと月42万円でしたが、平成30年に市民の代表などでつくる審議会が月45万円にするよう答申したものの、議会側は議員のなり手不足を理由にさらに額を引き上げ、ことし4月からは1人あたり月50万円が支給されています。
しかし、市民団体が審議会の答申どおりの額とするよう、7月、1603人分の署名を集め、市に届けました。
そこで、小林嘉文市長と議会に4つあるすべての会派が議員報酬を月5万円引き下げ45万円とする条例案を、それぞれ市議会に提出し、7日、議長を除く16人で採決が行われました。
その結果、議会のすべての会派が共同で提出した条例が可決・成立し、笠岡市議会の議員報酬はことし10月1日から引き下げられることになりました。
採決のあと、市民団体の柚木義和事務局長は「直接請求による市長の提案は否決されたが、報酬が引き下げられる結果となり、運動の目的は達成することができた」と話していました。