「おかやまSDGsフェア」県内の取り組み紹介 岡山市

国連が掲げる持続可能な開発目標・SDGsに向けた取り組みを紹介するイベントが、岡山市で開かれています。

「おかやまSDGsフェア」は、県内の経済団体や自治体・学校などで作る実行委員会が主催するもので、およそ150の企業や団体・学校などがブースを設置して、SDGsに向けた取り組みなどを紹介しています。
このうち「瀬戸内かきがらアグリ推進協議会」のブースでは、瀬戸内海でのかきの養殖に伴って、大量に廃棄されているかき殻を田んぼの土壌改良材などに有効活用する取り組みを紹介しています。
栄養を豊富に含んだかき殻を使用して生産されたコメは「里海米」のブランド名で販売されていて、協議会に関わるJA全農おかやまの小原久典専任部長は「里海米の生産量は現在の年間3000トンから6000トンに増やしたい」と話しています。
また、廃棄される衣料品などをリサイクルする取り組みを紹介するコーナーでは、消防隊員が着用していた防火服を、アウトドア用の耐熱グローブやバッグなどにリメークした商品や、廃棄されるデニム生地や、サイズが小さくなって着られなくなった服の布地を利用した傘やバッグなども展示されています。
この催しは3日も、岡山市北区の岡山コンベンションセンターで開かれます。