岡山市内恒例の「風鈴電車」運行開始 連日の猛暑で早めの運行

暑さが続く中、ひとときの涼しさを感じてもらおうと、岡山市内で恒例の「風鈴電車」が例年より早く31日から運行を始めました。

路面電車の車内に風鈴を吊り下げた「風鈴電車」は、岡山電気軌道が岡山市中心部を走る路線で毎年8月に運行していて、夏の風物詩として市民に親しまれています。
ことしは連日の猛暑を受けて例年より数日早く運行が始まり、初日の31日は、ヘッドマークをデザインした高校生に感謝状が贈られた後、電車が出発しました。
車内には岡山県の伝統工芸品「備前焼」の風鈴20個がつり下げられ、電車が揺れるたび涼しげな音色を響かせていました。
家族と一緒に乗った6歳の男の子は、「チンチン、カンカンと音がする。暑いけどいい気持ちになった」と話していました。
風鈴に吊り下げられた短冊には、地元の高校生によるメッセージが書き入れられていて、メッセージを書いた女子生徒は「暑い夏でもみんな笑顔でハッピーに、と書きました。涼しさを感じてもらい、乗ってよかったと思ってほしい」と話していました。
この風鈴電車は、8月31日まで運行されます。