「神代和紙」の魅力を知って 和紙の短冊を飾りつけ 新見

地元に伝わる和紙の魅力を知ってもらおうと、岡山県新見市で、地元の住民らがふじ棚などに和紙で作った短冊を風鈴とともに飾りつけました。

新見市神郷下神代にある紙すきの体験施設、「夢すき公園
紙の館」では、地元の住民などおよそ20人が、およそ2000枚の和紙の短冊と風鈴130個を敷地内のふじ棚などに飾りつけました。
淡いピンクや水色など色とりどりの短冊がふじ棚の下で風に揺れ、風鈴が涼やかな音色を奏でていました。
この飾りつけは、地元の保存会がこの地域で古くから作られてきた「神代(こうじろ)和紙」の魅力を広く知ってもらおうと、6年前から毎年この時期に行っています。
地元の女性は「私たちの作った和紙で皆さんに喜んでいただけたらとてもうれしい」と話していました。
神代和紙保存会の仲田紗らさ会長は「和紙の良さを感じてほしいと思って、毎年飾りつけています。ことしは暑い夏なので、風と音を感じて涼んでほしい」と話していました。
短冊と風鈴は来月(8月)31日まで飾られ、期間中、和紙で作った灯ろうの展示や和紙を使ったワークショップなども開かれるということです。