ケニアで陸上のコーチ 日本人男性が高校生を指導 高梁市

アフリカのケニアで、陸上選手のコーチを務める日本人の男性が高梁市を訪れ、地元の高校生たちを指導しました。

高梁高校で指導したのは、やり投げの元大学生王者で、おととしケニアに移住し、陸上選手たちのコーチを務める中嶋計介さんです。
中嶋さんは日本に一時帰国中で、大学時代の先輩の招きで訪れました。
高校の陸上競技部員20人あまりが参加し、中嶋さんは、自分の体の動きを意識しながら行う正しい基礎練習の方法を伝えました。
また中嶋さんは、オリンピックを目指すケニアの選手たちについて紹介し「恵まれていない環境でも、環境のせいにすることなく明るくポジティブにトレーニングしている」と語りました。
参加したひとりは「ケニアの人たちが明るく陸上に取り組めるのは楽しいからだと思います。自分たちも楽しく陸上に取り組みたいです」と話していました。
中嶋さんは「みんなには、陸上競技を通して体験する物事を達成する過程を大事にしてもらい、今後の人生の壁を乗りこえてほしい」と話していました。